ぎっくり腰はクセになるは大嘘!?|急性腰痛をくり返さない方法を解説

「ぎっくり腰はクセになるよ!」

こんな言葉を聞いたことがありませんか?

私が経営している接骨院でも多くの人が口にする言葉です。

しかし、その度に私はこう返します。

きちんと改善すれば、ぎっくり腰がクセになることはありませんよ。

今回は以下のことを徹底解説していきます。

  • ぎっくり腰がクセになるという考えが間違いである理由
  • ぎっくり腰をくり返さないための方法

これまで何度もぎっくり腰をくり返している人には特にご覧頂きたい内容となっております。

目次

ぎっくり腰はクセにならない理由とは?

いくら私が、「ぎっくり腰はクセにならないです」と声をあげても、実際にぎっくり腰を何度も繰り返している人にとってはピンと来ないはず。1度良くなったぎっくり腰を何度も何度も繰り返すことで「ぎっくり腰はクセになる」という認識を持ってしまうこと自体は無理もありません。

しかし、私の見解は少し違います。

そもそも、ぎっくり腰が良くなってない!?

ぎっくり腰がクセになると言う人は「1度良くなったぎっくり腰を何度も何度も繰り返す」というような表現をされます。しかし、1度良くなったと思っているぎっくり腰が実は良くなっていなかったとしたら「何度も何度も繰り返す」という表現は間違っていることになります。

実は、ぎっくり腰を何度も何度も繰り返している人は、そもそも「ぎっくり腰が良くなっていない人」が殆どなのです。

症状が改善することが「良くなった」ということではない

ぎっくり腰は程度こそ人それぞれですが以下のような症状がでることがあります。

  • 腰やお尻にかけて激しい痛みがある
  • 起き上がろうとすると腰が抜けるような感覚がある
  • ずっと同じ姿勢でいると痛みが強くなる
  • 日常生活の動作が困難になる

ぎっくり腰(正式名称:急性腰椎症)なんていうチャーミングな名前こそしていますが、その破壊力は抜群。

酷い人は日常生活すらまともに過ごせなくなってしまいます。

もちろん、そんな破壊力抜群のぎっくり腰において最優先されることは「症状の緩和」です。

実際に整形外科では痛みを抑えるための「鎮痛薬」「湿布薬」などが処方され、症状が酷い場合には痛みを抑える神経ブロック注射を処方される場合もあります。

このように、まずはぎっくり腰による酷い症状を改善させることが優先的に行われることで、大半の人が約1週間程度で日常生活に支障がない程度にまで症状は緩和されます。

しかし、これはあくまでも「症状が緩和された」ということに過ぎません。

実際にぎっくり腰を起こしてしまった原因は何ひとつ改善されていない、いわゆる「対処療法」が行われただけなのです。

しかし、多くの人がこの時点で「ぎっくり腰が良くなった」と勘違いをしてしまいます。

原因が改善されていないから何度でも繰り返すことに…

上のイラストはぎっくり腰になるまでの過程を表しています。

ぎっくり腰などの痛みが起こる過程はイラストのように「原因」⇒「きっかけ」⇒「結末(ぎっくり腰)」の順番で起こります。

しかし、大半の方がぎっくり腰になってしまったさいに目を向けるのは「きっかけ」です。

日常生活で身体を酷使したり、歳のせいだからという「きっかけ」をぎっくり腰になってしまった「原因」だと思い込んでいます。

残念ながら、この考えを続けて「きっかけ」ばかりに目を向けていれば何度でもぎっくり腰は繰り返されることになるでしょう。

「原因」を見直すことがクセにならない唯一の方法

ぎっくり腰をクセにならないようにするためには、きっかけではなく「原因」を見直すことが唯一の方法です。

そして、原因とは大半の場合が「日常生活」に潜んでいる場合が多いのです。以下のチェック表をご覧下さい。

  • 普段から脚をくむクセがある
  • 横座り・お姉さん座りをするクセがある
  • 床に座ることが多い
  • ソファやベッドは柔らかめを使用している

ひとつでもあてはまる人は、身体のバランスが崩れている可能性が極めて高いです。

崩れたバランスの身体で日常生活を過ごしていれば、ぎっくり腰はもちろん様々な不調の原因となってしまいます。

何度も何度もぎっくり腰をくり返している人の殆どは上記のチェックリストのどれかには該当するはずです。

本当にぎっくり腰を改善したいという気持ちがあるのであれば、今日からご自身の日常生活を見直してみましょう!

きっと、ぎっくり腰がクセになるという大嘘に気づくことができるはずです。

about me

柔道整復師/健康運動実践指導者/
医療機関によるメディカルフィットネス代表トレーナー・大型フィットネスジムでのトレーナー経験を積んだのちに接骨院の世界へ。業界歴15年以上。正しい健康知識を多くの方に知ってもらうためにライター活動も。大手サイトの監修や、健康商品開発のアドバイザーなど手掛ける。

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