肩の痛み・凝り

肩痛・肩こり・四十肩・五十肩・スポーツ肩・石灰化・インピンジメント症候群

2019年(令和元年)による国民調査において「肩痛・肩こり」は女性の第1位・男性の第2位となっており、2016年の調査時と比較しても多少減少傾向にはありますが殆ど横ばい状態になっています。

参照元：02 19結果の概要（3健康0525) (mhlw.go.jp)

そんな国民病とも言われている肩痛・肩こりですが「肩痛・肩こりがなかなか改善しない理由は非常にシンプル」です。その理由が以下のとおり。

肩痛・肩こりが改善しない理由

それでは「肩痛・肩こりが改善しない理由」をひとつずつ解説させて頂きます。これまでどこに行っても・何をしても肩痛・肩こりが改善しなかった人には特に見て頂きたい内容です。

① 肩痛・肩こりになる原因を見つけ出せていない

肩痛・肩こりの「原因」とは何か？

衝突や衝撃などの明らかな原因がある肩痛を除けば、大半の肩痛・肩こりの原因は「日常生活の姿勢＆身体の使い方」です。まず大前提として、ご自身の肩痛・肩こりは「突然沸いて出てきたもの」でも「空から降ってきたもの」でもありません。

ご自身の身体のなかで「ご自身が原因で発症したもの」です。まずはこの事実をしっかりと受け入れることが大切です。例えば「腕を組む・頬杖をつく・手枕をして眠る」などの不良姿勢を仮にしていたとします。

これらの不良姿勢は、1回程度では何の影響もないレベルです。しかし、数千回・数万回。長い人生のなかではそれ以上になることで確実に身体の歪みや負担の原因となります。

もちろん今取り上げた不良姿勢は氷山の一角です。他にもしてはいけない姿勢や身体の使い方はたくさんあります。この「日常生活の姿勢＆身体の使い方」に気付けて実行できれば確実に肩痛・肩こりは改善へと向かいます。

② 原因は見つけ出せているが解決できていない・しようとしていない

肩痛で苦しんでいる人が沢山訪れる整形外科で「まさにそれ」という光景を見ることができます。待合室の人たちを見てみてください。多くの人が腕を組み、脚を組んで座り、椅子にふんぞり返るように座っています。

そして診察室に入ると先生に対して…「肩がずっと治らんのじゃ。何とかしてください。」と言っています。

この光景を言い換えるなら「呼吸器を受診して待合室でたばこを吸っている」「エアロバイクを漕ぎながらホールケーキを食べている」などの矛盾行為と全く同じことです。

しかし、殆どの人は「腕組みや脚組みは良くないこと」だという認識自体はあります。では、なぜ不良姿勢をとってしまうのか？その答えは明白で、不良姿勢を辞めようとしていないから。または、辞めようとはしているけど努力が足りないということに尽きるのです。

③ 肩痛・肩こり改善のために良いと思ってしていることが反対に改善を妨げている

現代は簡単に情報が手に入ります。

「肩痛・肩こり改善　自分で」なんてワードで検索をすれば、肩痛・肩こり改善のためのストレッチ方法やおすすめの健康器具などを紹介をしたサイトが山のように出てきます。

肩痛・肩こりがなかなか改善しなくて苦しい思いをしている人ほど、このような情報を取り入れてしまう傾向にあります。もちろん全てがダメというわけではありません。しかし、なかには肩痛・肩こり改善の妨げになるようなものもあるのが現実です。

しかし、皆さんはそれを選別する知識を持っていません。

何が正解で何が不正解か分からない状況で、様々な肩痛・肩こり改善方法を取り入れることで「今あなたが肩痛・肩こり改善のためにやっていることが肩痛・肩こり改善の妨げになっている」という本末転倒な状態になってしまうケースは決して珍しいことではありません。

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