ぎっくり腰で右側だけが痛むのは何か別の病気の兆候?
前のぎっくり腰は両方だったのに今回は片側だけ…。何で?
右側が痛いぎっくり腰と左側が痛いぎっくり腰って何が違うの?
ぎっくり腰を発症すると、些細な症状の異変にも敏感になってしまいますよね。
とくに、これまでぎっくり腰を何度か経験済みの方は、どうしても以前の症状と比べてしまいます。
そんななかで多いお悩みが「片側だけ痛いぎっくり腰」です。
メディアや雑誌などの影響か、片側だけの腰痛は重病のサインといったような認識が広まりつつあり、ぎっくり腰においても片側だけが痛い方からのお悩みの声は増加傾向にあります。
そこで、本ページでは大分市のゆらぎ整骨院が「ぎっくり腰の症状で「片側だけが痛い」のは変?右と左で違いはある?」と題しまして、ぎっくり腰の症状が片側だけにでる理由や右側と左側での違いをわかりやすく解説させていただきます。
ぎっくり腰の症状で「片側だけが痛い」のは変?
まずはご安心ください。
ぎっくりの痛みが片側だけに出ること自体は「まったく変ではありません」
右側にでることがあれば、もちろん左側にでることもあります。当然、真ん中にでることも変ではありません。
更に付け加えると、ぎっくり腰の症状は人によって痛み方も大きく違います。
痛くても歩ける人もいれば、歩くことが困難な人もいるように、10人居れば10人がみんな違った症状になることもあるのです。
ぎっくり腰で片側だけが痛む理由
ぎっくり腰の痛みが片側だけに出る理由は以下のとおりです。
- 体の歪み・ズレ
- 坐骨神経痛
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 内臓疾患
体の歪み・ズレ
体の歪みやズレが原因でぎっくり腰で片側だけ痛い症状がでることがあります。
たとえば、骨盤が歪んでしまい常に片側の腰や背中の筋肉に負担が掛かっていれば、ふと体を動かしたとき常に負担が掛かり続けている筋肉が優先的に痛んでしまうのはイメージがつくのではないでしょうか。
ぎっくり腰では、とくに骨盤や背中の歪みやズレが顕著に症状としてあらわれてしまうイメージがあります。そのため、片側だけに痛みがでるぎっくり腰の場合は、骨盤が歪んでいるケースが非常に多いです。
坐骨神経痛
坐骨神経痛を発症していると、ぎっくり腰のときに片側だけに痛みがでる場合があります。
坐骨神経痛は、お尻から足の裏にかけて存在する坐骨神経が様々な原因により刺激され痛みやしびれを発症してしまっている状態です。
坐骨神経痛を発症してしまう原因のなかにはぎっくり腰もあり、ぎっくり腰により坐骨神経痛を発症してしまうと、片側のお尻から足裏にかけて激しい痛みやしびれを感じることがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰椎椎間板ヘルニアを発症していると、片側だけに痛みがでる場合があります。
腰椎椎間板ヘルニアとは、腰椎と腰椎の間にある椎間板が飛び出して神経を圧迫してしまう疾患です。
症状は腰全体の痛みを感じることが多いですが、片側だけに痛みがでることもあります。
また坐骨神経痛を発症することもあり、症状がひどく進行すると手術適用になるリスクもあるため軽視できない疾患です。
内臓の病気
ぎっくり腰で片側だけに痛みがでる場合は、稀ですが内臓の病気が隠れている可能性もあります。
たとえば、すい臓がんでは左の腰付近に痛みを感じるといわれており、そのほかの腎臓・胃なども片側の腰に痛みを感じる場合があります。
もちろん、稀なケースではあるうえに、ぎっくり腰を発症したからといって内臓の病気による腰痛が憎悪するわけでもありません。
しかし、もしぎっくり腰を発症する前から片側だけに腰痛を感じていたのであれば、一度専門の医療機関で検査を受けることをおすすめします。
右側だけ・左側だけ痛いぎっくり腰に違いはあるの?
ぎっくり腰の痛みが右側だけ痛い場合と左側だけ痛い場合の違いは、ほとんどの場合でありません。
もちろん、内臓の位置を考えたうえで右側だけであれば「」の病気の可能性や、左側だけであれば「」の可能性などはゼロではないです。
ただし、大半のぎっくり腰の場合はそのケースにはあてはまりません。
最悪のケースを考慮すること自体は大切なことですが、不安になりすぎて食事や睡眠の質が下がってしまうとぎっくり腰の改善そのものが遅れてしまうためご注意ください。
どうしても不安な場合は医療機関で医師に相談してみることをおすすめします。
何かしらの病気が見つかれば早期発見でラッキーですし、何もなければ取り越し苦労だったと安心してぎっくり腰の改善に努めることができるでしょう。
片側だけ痛むぎっくり腰の対処法
片側だけ痛むぎっくり腰の適切な対処方法を以下をご参照ください。
なお、こちらの対処法は厚生労働省の腰痛対策(※1)を参考にお伝えしています。
患部(痛む場所)の安静
ぎっくり腰になってしまったときには、第一に安静をとりましょう。
「早く病院や整骨院に行かないと治りが遅くなる」という声を耳にすることがありますが大きな誤解です。
痛みがひどい状態で無理に体を動かし病院や整骨院に行くと、行くまでの労力のほうが治療の効果よりも大きくなってしまい、結果的にぎっくり腰の症状を悪化させてしまう事態になりかねません。
そのため、まずは安静にして体が少し動かせるようになってきたタイミングで病院や整骨院へ通うようにしましょう。
アイシング(冷却)
ぎっくり腰になってしまったときに、もっとも手軽で誰でもできる対処方法がアイシングです。
方法は至って簡単で、患部(痛みを感じる場所)に氷水をあてればいいだけ。時間は20分前後を目安としてください。
ポイントは、できるかぎり氷水を使う点です。保冷剤などもご家庭に常備している方が多くアイシングのさいに用いられやすいですが、凍傷のリスクや長時間のアイシング効果を考えると氷水が適切です。
運動&ストレッチ
ぎっくり腰の症状が大方おさまりつつある頃を目安に運動やストレッチを取り入れましょう。
一番のおすすめはウォーキングですが、時間は15~20分ほどで構いません。歩き過ぎは腰への負担が掛かりすぎるため十分に注意しましょう。
また、ストレッチも効果的ですが伸ばし過ぎは厳禁です。普段からストレッチをされている方は、普段よりも物足りないほどの強度でのストレッチを意識することで、腰に無理な負荷を掛けることなく筋肉を伸ばせます。
改善しないぎっくり腰は「整骨院」へ通うのがおすすめ
- ぎっくり腰が思うように改善しない
- 1日でも早く痛みを緩和させたい
- ぎっくり腰の再発を防止したい
このようなお悩みがある方は整骨院へ通うことをおすすめします。
多くの整骨院では、ぎっくり腰の症状を改善させる施術はもちろん、今後同じようなぎっくり腰で悩むことがないように根本的な改善を目指した施術をしてくれます。
もし、現在ぎっくり腰でお悩みの方はお近くの整骨院を訪ねてみましょう。
大分市内の方は「ゆらぎ整骨院」までお越しください!