歩けるけど痛いぎっくり腰は安静にするべき?
痛みがあるうちは仕事に行かないほうがよい?
ぎっくり腰を1日でも早く改善する方法を知りたい
ぎっくり腰による痛みの強さは人によって大きく違います。
動くことが難しいぎっくり腰の場合の第一選択は「安静」ですが、厄介なのが“歩けるけど痛いぎっくり腰”の場合です。
実際、大分市のゆらぎ整骨院には、ぎっくり腰でお悩みの方々が連日来院されていますが、歩けるけど痛いぎっくり腰の方々のほうが「動かしたほうがよいの?」「仕事は休んだほうがよいの?」と悩みが多い印象を受けます。
本ページでは、そんな“歩けるけど痛いぎっくり腰”を発症してしまったときの過ごし方や仕事に行くべきか否かを整骨院歴15年の柔道整復師(現ゆらぎ整骨院代表)が解説させていただきます。
ぎっくり腰で「歩けるけど痛い」ときの理想の過ごし方
歩けるけど痛いぎっくり腰の場合は必ずしも安静にしなければならないわけではありません。
以下のような症状の場合は、完全に安静にするのではなく適度に歩くなど体を動かすほうが回復が早くなる可能性があります。
- 歩くときの痛みが腰をかばうほどではない場合
- 日常生活に支障が出ていない場合
上記のような症状の場合は、適度に体を動かすことで血液の循環が高まり傷ついた組織の回復が早まります。
また、安静にする時間を短くすることで筋力や体力の低下がするのを防ぐ効果も期待できるでしょう。
一方で、以下のような症状の場合は体を動かさず安静にしておく必要があります。
- 歩くときに痛みで腰をかばってしまう
- 立つ・座るなどの日常生活動作に支障が出ている
- 下肢にしびれがある
上記のような症状の場合は、まずは安静にして症状が回復するのを待ちましょう。
痛みやしびれが一向に回復しない場合は、ぎっくり腰以外の疾患が隠れている可能性もあるため一度最寄りの医療機関を受診することをおすすめします。
ぎっくり腰で「歩けるけど痛い」ときは仕事に行っても大丈夫?
歩けるけど痛いぎっくり腰の場合の仕事に行くか否かの判断は「職種」によって異なります。
くわしくは以下をご確認ください。
デスクワーク(座り仕事)の場合
職種がデスクワーク中心の場合は、様子を見ながらであれば仕事へ行っても問題はありません。
ただし、長時間同じ姿勢で過ごすと腰に負担が掛かり回復を遅延させてしまうリスクがあるため、1時間おきを目安に椅子から立ち上がるなどの対策をとりましょう。
コルセットなどの固定用具は不安であれば装着をしておいてもよいですが、同じ姿勢で座っているだけであれば外しておいても問題はありません。
体を動かす仕事の場合
体を動かす仕事の場合は「腰への突発的な負荷が掛かるか否か」を判断基準とします。
たとえば、重たいものを持つ仕事でも品出しなどあらかじめ物を持つための準備ができる仕事の場合は、コルセットなどを装着して対応が可能です。
しかし、保育士で急に子どもから抱き着かれる、看護師・介護士で高齢者が転びそうになるのを支えるなど突発的に腰への負荷が掛かるリスクのある仕事はぎっくり腰がさらに悪化する場合があるため休みをとるのが無難です。
ぎっくり腰を早く改善するための方法
1日でも早くぎっくり腰による痛みを改善させるためには以下の方法をお試しください。
アイシング
アイシングは、ぎっくり腰の改善を早めてくれるおすすめの方法です。
アイシングを行うときは「冷やすもの」と「時間」に注意して行いましょう。以下におすすめの方法を記載しておきますのでお試しください。
- 氷のう袋(なければ厚手のビニール袋)に氷と少量の水を入れる
- 痛みを感じる場所を直接(冷たさが我慢できない場合は薄手のタオルを挟む)冷やす
- 実施時間は15~20分。冷やしすぎに注意する
保冷剤やアイスパックは凍傷のリスクがあるため避けましょう。
アイシングの時間は長すぎると体全体が冷えてしまうため長くても20分を目安して、しばらく時間をおいて再度アイシングをすると効果的です。
鎮痛薬の服用
ぎっくり腰のような急性腰痛症においては、鎮痛薬の服用によって痛みの早期緩和効果が期待できます。
ただし、現代は医療機関においてもぎっくり腰に対して薬を使用せずに治療を行う方針をとる施設が増えてきています。(※1)
どうしても仕事を休めないときなどニーズによっては鎮痛薬などの薬物治療が用いられる場合もありますが、理想は薬を使わずに改善へと向かのがベストでしょう。
(※1)【論文】抗炎症薬は急性腰痛を慢性化させるリスクあり? | 最新腰痛情報 | NLC野中腰痛クリニック (nonaka-lc.com)
整骨院への通院
整骨院への通院は、ぎっくり腰の早期改善効果が期待できます。
整骨院とは、急性のねん挫や挫傷の処置を行う施設です。ぎっくり腰は「急性の腰部捻挫」に該当されるため、整骨院で保険が適用されます。
施術内容は整骨院によって異なりますが、基本は「電気療法」「温・冷罨法」「手技療法」が行われ、場合によってはテーピング固定や超音波治療器が用いられることもあります。
いずれにおいても、ぎっくり腰における痛みを早期に改善する目的の施術が行われるため、1日でも早く改善を望む場合は整骨院への通院がおすすめです。
ぎっくり腰のよくある質問
以下では、実際に当院が受けた経験のあるぎっくり腰に関する質問をご紹介させていただきます。
ぎっくり腰のときにやってはいけなことは?
無理に体を動かすことは絶対にやってはいけません。また、腰のストレッチやトレーニングは痛みのあるうちは避けて、痛みが改善したあとにぎっくり腰の予防として実践しましょう。
1日で治す方法はある?
残念ながらありません。なかには1日で症状がすっかりよくなる人もいますが、個人差があります。よく「〇〇整骨院に行ったらその場で治った」のような評判を耳にしますが、怪我がその場で治ることはありません。ぎっくり腰において魔法のような回復方法はないことをご理解ください。
コルセットは巻くべき?
症状がひどい場合や仕事などで動きまわるときは巻くべきです。しかし、コルセットを巻けば回復が早くなるというわけではなく、あくまでもその場をやり過ごすための固定用具であることをご理解いただいたうえで、積極的に外して行動することも大切です。
どのくらいの期間で改善する?
目安として日常生活を不自由なく過ごせるまでに1~2週間。完全に痛みがとれるまでは1ヶ月ほど掛かる場合があります。一向に痛みがよくならない場合や痛みが悪化している場合は念のために医療機関で検査を受けるようにしましょう。
ぎっくり腰でお悩みなら大分市「ゆらぎ整骨院」へ
ぎっくり腰でお悩みなら大分市ゆらぎ整骨院へお任せください!
ゆらぎ整骨院では、以下の特長で早期にぎっくり腰を改善へと導きます。
痛みの場所に負担を掛けない全身施術
ぎっくり腰のときに「腰を揉む」「腰を伸ばす」などの負傷部位に負担をかけるような施術はいたしません。
ゆらぎ整骨院では、痛みの場所にとらわれない全身への施術で、体の歪みやバランスの崩れを調整して、腰への負担を軽減していきます。
アドバイスの徹底
ぎっくり腰を1日でも早く改善するために「やること」「やってはいけないこと」をわかりやすくお伝えさせていただきます。
結局のところ、ぎっくり腰が早期に改善するか否かはご自身の過ごし方が大半を占めています。
何がよくて何が悪いかわからないまま過ごすことのないよう、当院が持っている知識はすべてお伝えさせていただきますのでご活用ください。