肩甲骨が出る人と出ない人って何が違うの?
肩甲骨が出る人のほうが肩こりになりづらいって本当?
肩甲骨がはっきり浮き出てる人。まったく浮き出ていない人っていますよね。
「別にどっちでも同じでしょ?」
と思われている方、、
結論から言いますね。
肩甲骨が出るほうが肩こりになりづらいんです。
大分市のゆらぎ整骨院にも、連日のように肩こりでお悩みの方が来院されますが、総じて言えることは皆さんの肩甲骨が全くと言ってよいほど出ていません。
「え?肩甲骨どこにあるの?」と思ってしまうほどです。
でも、周りの友人やアスリートの体などを見ていると「あの人めちゃくちゃ肩甲骨が出てる!」って人がいますよね?
一体どのような違いがあって、肩甲骨が出る人と出ない人が二分化してしまうのでしょうか?
本ページでは、その答えを肩甲骨に詳しい大分市のゆらぎ整骨院が解説させていただきます。
肩甲骨が出る人と出ない人は何が違うの?
肩甲骨が出る人と出ない人は「体の状態」に違いがあると考えられます。
では、具体的な体の状態の違いについてを以下で詳しく解説していきます。
肩甲骨が出る人の体の状態は?
肩甲骨が出る人の体は以下のような状態になっています。
- 肩甲骨の可動性が高い
- 肩甲骨周りの筋肉が柔らかい
- 肩甲骨周りの筋肉が発達している
- 痩せている
- 姿勢が良い
肩甲骨が出る人は、一言で表せば「肩甲骨がよく動く」人です。
肩甲骨がよく動く人は、肩甲骨周りが柔らかく筋肉も柔らかいため、肩甲骨が浮き出たような後ろ姿になります。
また、肩甲骨がよく動く人は総じて肩甲骨をよく動かしているため、筋肉が発達しやすく姿勢も良い人が多い印象です。
肩甲骨が出ない人の体の状態は?
肩甲骨が出ない人の体は以下のような状態になっています。
- 肩甲骨の可動性が低い
- 肩甲骨周りの筋肉が固い
- 肩甲骨周りの筋肉が発達していない
- 太っている
- 姿勢が悪い
肩甲骨が出ない人の体の状態は、肩甲骨が出る人の体の状態と真逆です。
肩甲骨が出ない人は、普段から肩甲骨を動かす機会もなく、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用で肩甲骨周りの関節&筋肉を固くしてしまっています。
肩甲骨を動かさなければ、当然筋肉は細くなり、後ろから見ても肩甲骨がどこにあるのか分からない状態になってしまいます。
また、太っている人は脂肪で肩甲骨が浮き出てこない場合もあり、猫背姿勢などでも肩甲骨が出ないことがあり、肩甲骨が出ない原因は様々です。
片方だけ肩甲骨が出ない人の体の状態は?
片方だけ肩甲骨が出ない場合は以下の状態が考えらます。
- 筋肉のバランスが悪い
- 姿勢が悪い
片方だけ肩甲骨が出ない場合、筋肉のバランスが悪くなっていることが考えられます。
特に、一方の肩の筋肉が極端に緊張していたり、逆に緩んでいたりする状態が要因となることが多いです。
この状態は特定の作業や運動によって片側の筋肉が過剰に使用されたりストレスを受けたりすることによって引き起こされます。
また、姿勢の悪さから猫背姿勢など姿勢の歪みが原因で片方だけ肩甲骨が出ないケースもあります。
どちらにしても、肩甲骨の固さや動きに左右差がある状態は好ましいものではなく、肩こりや首こりの発症要因にもなり兼ねないため、早期の解決が望ましいです。
肩甲骨が出る「翼状肩甲骨」に注意
肩甲骨が出る出ないの話をする際に、避けては通れない疾患が「翼状肩甲骨(よくじょうけんこうこつ)」です。
翼状肩甲とは、前鋸筋の麻痺により腕を前に挙げるときに肩甲骨の内側縁が天使の羽のように浮き上がってみえる状態を指します。
原因は様々ですが、テニスやゴルフなどのスポーツ・頬杖をついて横向き寝で本を読む・重たいリュックを背負うなどの日常動作においても発症することがあります。
翼状肩甲の場合、神経麻痺のため局部の安静を図れば次第に症状は回復していきますが、腕が上がらない(上がりにくい)状況が長く続く場合は医療機関への受診をおすすめします。
参照:「翼状肩甲骨(翼状肩甲)」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる (joa.or.jp)
肩甲骨を出すためには「肩甲骨はがし」が効果的
肩甲骨が出るようになるためには、肩甲骨の可動性を向上させる必要があります。
そのために効果的な方法は「肩甲骨はがし」です。
ただし、肩甲骨はがしには注意点もあります。
まずは、肩甲骨はがしがどのようなものかを知っていただいたうえで然るべき施設で適切な肩甲骨はがしを受けましょう。
肩甲骨はがしのメリット
肩甲骨はがしの主なメリットは、肩甲骨周囲の筋肉の柔軟性向上と血行改善です。
肩甲骨はがしを行うことで、肩甲骨周りの筋肉がほぐれて柔らかくなり、その結果、肩甲骨の動きがスムーズになります。
この動きがスムーズになることで、肩こりや背中の痛みの軽減に直接繋がり、姿勢も改善されます。
また、血行が改善されることで、老廃物の排出が促進され、疲れが取れやすくなります。
これにより、日常生活での疲れやストレスが軽減されるというメリットもあります。
肩甲骨はがしの危険性とは
肩甲骨はがしには一定のリスクも存在します。
特に、正しい方法を知らずに無理に肩甲骨を動かそうとすると、筋肉や関節を傷つける可能性があります。
例えば、強い力で無理に肩甲骨を動かそうとすることで、筋肉や腱が炎症を起こしたり、肩関節に負担をかけて関節痛を引き起こします。
また、急激な動きや過剰なストレッチは、神経を圧迫するリスクもあるため注意が必要です。
特に肩甲骨周りの筋肉や関節が硬くなっている場合には、無理に動かそうとせず、徐々にほぐすことが重要です。
施設で肩甲骨はがしを受ける際には、力任せでゴリゴリと行う肩甲骨はがしを提供している整骨院・整体院は症状悪化のリスクがあるため必ず避けるようご注意ください。
肩甲骨を出すためのセルフストレッチ方法
肩甲骨を出すための具体的なセルフストレッチ方法を紹介し、肩甲骨周りの柔軟性を高める方法を解説します。
肩甲骨の可動域を広げるストレッチ
肩甲骨の可動域を広げるためには、定期的なストレッチが欠かせません。
具体的には、胸を開くストレッチや背中を反らせるストレッチがあります。
まず、壁に手をついて軽く身体を前に倒しながら肩を伸ばすストレッチがおすすめです。
また、腕を大きく広げて背中を反らすことで、肩甲骨の動きを促すことができます。
このとき、肩甲骨が動くのをしっかりと意識して行うとより効果的です。
また、肩甲骨周りの筋肉を柔らかくするために、肩を前後に回す運動を日常的に取り入れることも有効です。
これらのストレッチを続けることで、肩甲骨の動きがスムーズになり、肩や背中の不快感を軽減することができます。
肩甲骨を動かす座ったままできるストレッチ
座ったままできる肩甲骨のストレッチも非常に効果的です。
例えば、椅子に座ったまま両腕を背中の後ろで組み、肩甲骨を寄せるように引っ張るストレッチがあります。
このストレッチは、背筋を伸ばしながら行うことで、効果が増します。
さらに、椅子の背もたれを利用して、左右の肩を交互に前に出す動きを取り入れると、肩甲骨周りの筋肉が均等に鍛えられます。
これらのストレッチは、仕事の合間に手軽に行えるため、肩こりや姿勢の改善に役立ちます。
特に、デスクワークの多い人にとっては、背中や肩の疲れを取り除くための効果的な方法です。
肩甲骨はがしのための簡単セルフケア
肩甲骨はがしを自分で行うための簡単なセルフケア方法について紹介します。
まず、両手を交差して肩を抱きしめるような動きを行います。
この状態から、深呼吸を繰り返すことで、肩甲骨周りの筋肉をじっくりとほぐすことができます。
また、壁を利用して肩甲骨を動かすストレッチも効果的です。壁に背中を向けて立ち、両手を上げて腕を壁に押し当てながら肩甲骨を寄せるようにします。
このとき、呼吸を深く行うことで、リラックスしながらストレッチを行うことができます。
これらの簡単なセルフケアを日常的に取り入れることで、肩甲骨の動きが改善され、肩こりや背中の痛みを軽減することができます。
まとめ(要は肩甲骨を動かせ!)
まとめます。
要は肩甲骨をよく動かして、筋肉や関節に柔軟性を持たせることが大切です。
肩甲骨が出るという状態は、その結果的な形に過ぎません。
また、肩甲骨はがしなどのプロの施術を受けることで効率よく肩甲骨に柔軟性を持たせることも出来るため、ご自身の力だけでは改善の自信がない方は、プロの力を借りることも検討しながら効率よく改善を目指してみることをおすすめします。