テレビで鎖骨はがしが取り上げられていたけど効果あるの?
最近、こんな質問を受けました。
みなさん、本当に情報のキャッチが早い。我々のほうが、「え?何それ?」って思ってしまうほど、色々な情報をくださり日々感謝です。
というわけで、今回は「鎖骨はがし」です。
…鎖骨はがし。
肩甲骨はがしを筆頭に、治療業界は、近年剥がすのが好きなようですね。
どうやら最近では、この鎖骨はがしが少しずつブームを見せ始めているようなので、大分市の「ゆらぎ整骨院」が、鎖骨はがしの効果についてくわしく解説していきたいと思います。
気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
鎖骨はがしとは?

鎖骨はがしという施術に対して明確な定義はありません。これは、肩甲骨はがしでも同じことが言えます。
それでもどのような施術なのかは分かります。
おそらく、鎖骨まわりの硬くなった筋肉や軟部組織をほぐすということなんでしょう。それをインパクト重視のキャッチーなネーミングにした結果「鎖骨はがし」という言葉に行きついたのだと思います。
みなさんも分かっているとは思いますが、鎖骨を実際にはがすわけではありません。本当に剥がされたら傷害事件ですので整骨院を訴えてください。笑

鎖骨はがしは意味がない?
鎖骨はがしは意味がないわけではありません。以下で解説していますが、鎖骨はがしを行うと様々な効果が期待できます。
ただし、鎖骨はがしという言葉がひとり歩きしないように忠告をすれば、あらゆる不調において「鎖骨」周辺への施術を行うことは珍しい話ではありません。
鎖骨はがしという言葉は、最近ブームを見せ始めている言葉かもしれませんが、鎖骨周辺へのアプローチそのものは古くから多くの整骨院・整体院などで行われています。
また、何度も言いますが、鎖骨はがしは「鎖骨を剥がす」わけではありません。にも、関わらず言葉そのままに鎖骨を剥がす勢いでグリグリゴリゴリ施術を行う整体院も存在してきていると聞きます。症状悪化のリスクもあるため、このような施術は受けないよう注意しましょう。
また、ご自身で鎖骨はがしを実践するときも、グリグリと強い圧で鎖骨周辺を押すことは絶対に辞めてください。

鎖骨はがしの効果

鎖骨まわりの筋肉や軟部組織の緊張を解く鎖骨はがしの効果は以下のとおりです。
肩こり解消
鎖骨はがしは肩こり解消の効果が期待できます。
鎖骨周辺には、肩や首まわりの筋肉とつながる重要な筋膜が存在します。この筋膜が固まると肩甲骨の動きが悪くなり、肩こりの原因になるのです。
そのため、鎖骨はがしによって筋膜の癒着がゆるむと、血流が促進されて筋肉の緊張がほぐれ、つらい肩こりの軽減が期待できます。デスクワークなどで慢性的にこりを感じている人は特におすすめです。
頭痛解消
鎖骨はがしは頭痛解消に効果的です。
首や肩の筋緊張によって起こる「緊張型頭痛」は、鎖骨周囲の硬さが関係していると言われています。
鎖骨はがしを行うことで、首筋から頭部にかけての筋膜の緊張が緩和され、血行やリンパの流れが改善し、結果として、頭の重だるさや頭痛がやわらぎやすくなります。薬に頼らず、根本から不調を整えたい人に効果的なアプローチです。
姿勢改善
鎖骨はがしは姿勢の改善が期待できます。
鎖骨の動きが悪いと、肩が内巻きになり猫背姿勢になりがちです。鎖骨はがしによって胸まわりの筋膜がゆるみ、肩が自然と開きやすくなります。
胸を張った正しい姿勢が取りやすくなるため、見た目の印象がぐっと良くなり、呼吸も深くなり、長年の姿勢の悪さが解消されることもあります。

美的効果(デコルテ)
鎖骨はがしは美的効果も期待できます。
鎖骨まわりがほぐれると、デコルテラインがすっきりし、見た目に大きな変化が表れます。
リンパの流れがよくなることで、むくみやくすみの改善にもつながり、肌ツヤもアップ。女性らしい華奢な印象を引き出しやすくなります。鎖骨のラインがきれいに出ると、首元が美しく映え、姿勢とともに「見た目年齢」にも好影響を与えます。
鎖骨はがしのセルフケア方法を柔道整復師が解説
鎖骨はがしを自分だけで場合、以下の方法をおすすめします。継続的な実践で、少しずつ効果があらわれてきますので、ぜひ実践してみてください。
また、この手の実践ページをご覧いただくときにひとつ注意&お願いがあります。
たとえば、鎖骨はがしをYouTubeなどで検索すると山のように実践方法が出てきます。しかし、なかにはリスクしかないような実践方法を平気で紹介している人も存在しており、そんな人の動画の視聴回数が高いこともあり、非常に恐怖を覚えた経験もあります。
そのため、このような実践系のページや動画を参考にするときは、色々な情報を混ぜないようにしましょう。
もし、当院のセルフケア方法を信頼して実践してくれるのであれば、まずは当院が紹介しているセルフケア方法だけを実践してみてください。そのうえで、数ヶ月しても効果が出ないときは他の人が紹介している方法を実践してみましょう。
一番もったいないのが、情報を混ぜすぎて効果を打ち消し合うことです。これを避けるためにも、情報の混ぜすぎは絶対に辞めましょう。
鎖骨下をほぐす
鎖骨はがしにおいて、鎖骨のまわりの筋肉との癒着を緩めてあげることは重要なポイントです。まずは、鎖骨下の小胸筋などの筋肉と鎖骨の癒着をほぐしていきましょう。
- 鎖骨の内側(胸の中心寄り)から外側(肩側)に向けて、指の腹でなぞるように触れます。
- 鎖骨のすぐ下に沿って、人差し指・中指・薬指の3本で、円を描くようにやさしくマッサージします。
- 固い・痛いと感じる場所があれば、そこを中心に10秒ほど軽く圧をかけて円を描くように刺激します。
- 左右で各1〜2分を目安に行いましょう。
鎖骨上を持ち上げる
鎖骨の上にある筋膜や斜角筋を緩めてあげることも鎖骨はがしの重要なポイントです。鎖骨上は、デリケートな部分のため強く押したり揉んだりするのではなく、皮膚を持ち上げるようにアプローチしましょう。
- 鎖骨の上(くぼみ部分)に指4本をあて、軽く皮膚を引き上げるようにゆっくり上方にリフトします。
- 息を吐きながら、首を少しだけ反対側へ傾けるとストレッチ感が増します。
- この状態で10秒キープし、元に戻します。左右それぞれ3回程度繰り返しましょう。
肩を回す肩甲骨はがし
正直なところ、ご自身のセルフケアとして鎖骨はがしを行うのであれば、肩甲骨を動かす「肩甲骨はがし」を行っていただけば問題ないと思います。特に、以下の方法は誰でもできるストレッチですが、鎖骨を含んだ肩まわりの筋肉や関節を適度にほぐすストレッチとして効果的です。

写真のように両手を肩の上にそえます。

ゆっくりと円を描くように肩を回しましょう。両手を肩にそえたままです。反対回しも行います。


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