床座りは、椅子座りと比べて腰痛になりやすい座り方です。それでも、一定数こんな方がいます。
家が畳だから椅子生活は無理!
昔から床座りだったから椅子生活は無理!
椅子を買うお金なんてない!!
小さい子どもがいるから基本床生活になってしまう…
まぁ、本音を言えば最後以外は理由になっていない気もしますが、整骨院においても椅子生活を指導してもこのような返答をされる方って結構いらっしゃいます。
正直、現状を変えなければご自身の不調や悩みは改善しません。だからこそ、腰痛対策&骨盤にいい座り方は椅子生活が基本だとわたしは常々申しあげています。
本ページでは、それでも「床生活しかできない!」と仰る少々頑固な方々へ向けて、なかば救済措置のようなご提案をさせていただく内容となっています。
床で腰痛対策&骨盤にいい座り方…。まぁないこともないんです。
床で腰痛予防&骨盤にいい座り方は?

- あぐら
- 正座
床に座るなら、このふたつの座り方をおすすめします。
特に、あぐらは股関節や膝関節への負担を最小限に留めながら、わずかに骨盤を立てて座れる座り方のため、床座りのなかではトップオブトップです。
あぐらの座り方
あぐらで座るときの腰痛予防&骨盤にいい座り方は以下のとおりです。
まず、床に直接座るのではなく、クッションや折りたたんだタオルをお尻の下に敷き、お尻が膝よりもやや高くなるように調整してください。これによって骨盤が自然に前傾し、生理的弯曲が保たれやすくなります。
また、背中を丸めて座ると骨盤が後ろに倒れ、腰に負担が集中するため、軽く胸を開いて座る意識も大切です。両足を重ねずに位置は左右均等にして、体重がどちらか一方に偏らないようにしましょう。
もちろん、あぐらと言えども万能ではありません。長時間続けると股関節や膝に負担がかかるため、時々姿勢を変えることも、腰痛予防には効果的です。
正座の座り方
正座で座るときの腰痛予防&骨盤にいい座り方は以下のとおりです。
まず、正座をする前に足の甲とすねがしっかり床につくように整え、膝を肩幅よりやや狭く閉じて座ります。お尻は左右のかかとの上に均等に乗せ、骨盤が立つように意識しましょう。特に女性は足を後ろで重ねる人が多いですがおすすめできません。
また、姿勢に関するよくある間違いが「背筋をピンと張りすぎる」こと。必要以上に腰を反らすと腰椎に負担がかかるため、みぞおちのあたりから自然に伸びるように姿勢を整えることがポイントです。
もし正座がきつく感じる場合は、正座用のクッションや低い椅子を使うと膝や腰の負担を軽減できます。長時間の正座が必要なときは、こまめに休憩を入れて脚を伸ばすことも忘れずに。

床で腰痛の原因になる&骨盤に悪い座り方は?

- 体育座り
- お姉さん座り
このふたつの座り方は、腰痛の原因になる骨盤に悪い座り方です。特にお姉さん座りは股関節や膝関節への負担も大きいため絶対におすすめできません。
このふたつの座り方は、どう取り繕ってもよい座り方にはならないため、今すぐにでも辞めるようにしましょう。もちろん、日頃の座り方を変えるのは難しいですが、変えなければ体は変わりません。あとは、あなたがやるかやらないかだけなのです。
骨盤にいい座り方&腰痛予防できる座り方って何?
実践編から先にスタートさせていただきましたが、少し原点に立ち返って「骨盤にいい座り方」ってどんな座り方なのかを説明していきますね。
まず、骨盤にいい座り方&腰痛予防できる座り方とは、以下のような座り方を指します。
- 生理的弯曲が崩れない座り方
- 坐骨で座る座り方
ポイントは以上ふたつだけなのです。
生理的弯曲が崩れない座り方
腰痛を予防するためには、背骨本来のカーブ「生理的弯曲(S字カーブ)」を保ったまま座ることが大切です。
特にデスクワーク中や長時間の座位では、背中が丸まりやすく、このS字カーブが崩れてしまうと腰への負担が増大します。
理想的な座り方は、背骨の自然なカーブを保てる姿勢です。そのためには、まず骨盤を立てることが重要。椅子に深く腰掛け、骨盤を前に倒しすぎず、かといって後ろに寝かせすぎず、垂直に立てた状態を意識します。
さらに、背もたれに頼りきらず、軽く顎を引いて胸を開くように座ると、頭の重みが体幹で支えられ、背骨全体が自然な形に整います。この姿勢を維持することで、腰の筋肉が緊張しすぎず、腰椎への負担が減り、腰痛の予防に繋がります。
坐骨で座る座り方
腰にやさしい座り方のもうひとつの重要なポイントが、「坐骨(ざこつ)で座る」ことです。
坐骨とは骨盤の下部にある骨で、イスや床に座ったときに直接体重を支える部分。ここを意識して座ることで、骨盤が安定し、上半身を無理なく支えられる姿勢になります。
坐骨で座るには、まず椅子に浅すぎず深すぎず腰かけ、お尻の下にある坐骨が左右均等に椅子に当たっている感覚を持つことが大切です。お尻が丸まって背中が猫背になると、坐骨ではなく尾骨や腰椎に体重がかかり、これが腰痛の原因になります。
また、足裏が床にしっかりついているかもチェックポイント。足が浮いていると骨盤が後傾しやすく、坐骨で支える姿勢が保ちにくくなります。必要に応じてフットレストなどを活用すると良いでしょう。
坐骨で座れるようになると、自然と骨盤が立ち、背骨のラインも整いやすくなります。無意識に腰を守る座り方ができるようになり、腰痛のリスクを減らせます。
骨盤にいい座り方の一番は「椅子座り」
くどいようですが、何度でも言います。腰痛予防になる、骨盤にいい座り方の一番は椅子座りです。
もちろん、椅子座りでも、椅子に浅く腰掛けたり、足を組んだりすれば意味がありません。でも、骨盤を立てて座るには椅子座りが一番適しているのです。
もし、このページをご覧の方で、頑張れば椅子生活に様式を変更できる方は、是非してください!整骨院へ行く費用を数回分、椅子の購入に回してでも椅子生活に変更すべきです。実際、わたしの整骨院でもそうして貰っています。
椅子生活には、それだけの価値があるのです。
大分市で腰痛&骨盤に関するお悩みなら「ゆらぎ整骨院」へ!

当院では、痛みの場所にとらわれない独自の施術方針により「全身アプローチ」で痛みの解消と原因特定を行っております。
どこの整骨院や整体院に行っても、腰や骨盤まわりを揉んだりほぐしたりするだけの施術を受けてきた方は、一度当院の全身施術をお試しください!後悔はさせません。

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