ぎっくり首で起き上がれないときの対処法&過ごし方を整骨院が解説

朝起きようとした瞬間、首に電気が走ったような激痛が襲い掛かり、全く動けなくなってしまった経験はありませんか?

「ぎっくり首」と呼ばれるこの症状は、誰にでも起こりうる身近な痛みのひとつです。

しかし、いざ自分が体験すると、

「どうやって起き上がったらいいの?」

「冷やすべき?温めるべき?」

と不安になってしまうものです。本ページでは、そんな「ぎっくり」で起き上がれないときの正しい対処法と過ごし方について、大分市のゆらぎ整骨院がわかりやすく解説させていただきます。

目次

ぎっくり首とは?何で起き上がれないほど痛むの?

ぎっくり首とは?何で起き上がれないほど痛むの?

ぎっくり首は通称であり、正式には「急性頚部筋挫傷」や「頚椎捻挫」と診断がつく可能性の高い疾患です。

首まわりの筋肉や靭帯、関節を包む関節包などの軟部組織に、急激な負荷がかかることで起こります。朝起きるときの何気ない動作や、振り返る動作、重いものを持ち上げるときの首の使い方など、日常的な動作が痛み発生のきっかけとなることが大半です。

痛みが起き上がれないほど強くなる理由は、炎症を起こした組織が少しでも動かされることで、さらに刺激を受けるためです。

また、痛みを避けようとして首まわりの筋肉が防御的に緊張し、この筋肉の硬直がさらに動きを制限するという悪循環が生まれてしまいます。単純に、ぎっくり腰の首バージョンと捉えていただけるとわかりやすいかもしれません。

ぎっくり首と寝違えとの違いは?

ぎっくり首と寝違えに明確な違いはありません。

ただし、現状として症状の程度によって使い分けるケースが多いように感じます。

たとえば、寝違えは比較的軽度の筋緊張や軽い炎症が原因で、多くの場合は動くことができます。一方、ぎっくり首は炎症の範囲が広く、組織の損傷も大きいため、動くことが困難なほどの強い痛みが特徴です。

寝違えであれば数時間から1日程度で症状が改善することが多いのですが、ぎっくり首の場合は数日から1週間程度の回復期間が必要になることが一般的です。また、ぎっくり首では頭痛や肩こりなどの周辺症状も現れやすく、日常生活への影響も大きくなります。

簡単な話しが、首の痛みが酷い場合はぎっくり首・軽度の場合は寝違えと呼ばれることが多いですが、明確な定義はありません。

ぎっくり首で起き上がれないときの対処法

ぎっくり首で起き上がれないときの対処法

ぎっくり首で起き上がれないときの対処法をご紹介します。

横向きから起き上がる方法がベスト

ぎっくり首で起き上がるときは、仰向けで起き上がるよりも横向きから起き上がる方法がベストです。

まず、仰向けの状態から横向きになります。このとき、首だけを先に動かすのではなく、肩から体全体をゆっくりと横に向けます。横向きになったら、下側になった腕を使って上体を支えながら、ゆっくりと起き上がります。この方法なら、首への直接的な負担を最小限に抑えることができます。

枕やクッションを使う場合は、背中から頭までを一体的に支えるように配置します。首の下だけに枕を入れるのではなく、肩甲骨の辺りから頭までを緩やかな傾斜で支えることで、首の角度を急激に変えることなく起き上がることができます。

アイシングで炎症を抑える

ぎっくり首で起き上がれないときは、アイシングで炎症を抑えると痛みの緩和に繋がります。

方法は簡単。アイスバックなどに氷水を入れて首の痛む部位にあてるだけです。目安は15~20分。長時間のアイシングは体が冷えてしまうため絶対に辞めましょう。

アイシングをすると、炎症が抑えられ、一時的に痛みが緩和することがあります。そのため、起き上がれないときはアイシングを試してみると効果が出るかもしれません。

ただし、そのアイシングを取りに行くのをどうするかという点…。ひとり身の人には厳しいかもしれません…。

起き上がれないときの安静姿勢

起き上がることも困難な場合は、安静にできる姿勢を見つけることが最優先です。

多くの場合、仰向けか横向きの姿勢が楽になります。仰向けの場合は、首の自然なカーブを保つように、首の下にタオルを丸めて入れると安定します。

横向きの場合は、下になる肩が圧迫されないよう注意し、首から頭までが一直線になるような高さの枕を使います。膝の間にクッションを挟むと、体全体のバランスが取りやすくなり、首への負担も軽減されます。

医療機関の受診が必要な症状

しびれ・感覚異常・頭痛・吐き気などがある場合は整形外科を受診することをおすすめします。

ぎっくり首の多くは自然に回復しますが、なかには専門的な治療が必要なケースもあります。

神経症状がある場合

手や腕にしびれがある、力が入りにくい、感覚が鈍いなどの症状がある場合は、頚椎の神経が圧迫されている可能性があります。これらの症状は、単純な筋肉や靭帯の炎症では起こらないため、早めの受診が必要です。

特に、両手にしびれがある場合や、ボタンをかけるなどの細かい動作ができない場合は、脊髄への影響も考えられます。また、頭痛や吐き気、めまいなどの症状を伴う場合も、神経系への影響が疑われるため、整形外科での詳しい検査をおすすめします。

足のしびれや歩行困難などの症状がある場合は、緊急性が高い可能性があります。このような症状が現れた場合は、速やかに医療機関を受診することが重要です。

痛みが長引く場合

適切なケアを行っても1週間以上強い痛みが続く場合は、椎間板ヘルニアや頚椎症などの別の疾患が隠れている可能性があります。また、痛みが日に日に強くなる場合や、発熱を伴う場合も、感染症などの可能性があるため注意が必要です。

夜間に痛みで眠れない状態が続く場合や、痛み止めを服用しても全く効果がない場合も、専門的な治療が必要な可能性があります。MRIやCTなどの画像検査により、骨や椎間板、神経の状態を詳しく調べることで、適切な治療方針を決定することができます。

また、繰り返しぎっくり首を起こす場合は、頚椎の構造的な問題や、日常生活での姿勢の問題が背景にある可能性があります。根本的な原因を調べて対処することで、再発を防ぐことができます。

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当院では、ぎっくり首・寝違えなどの首のお悩みに対して多くの施術実績があります。早期の痛みの緩和はもちろん、ぎっくり首の原因を特定して、痛みを繰り返さないためのアドバイスも丁寧に行わせていただきます。

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