更年期で二の腕外側に痛みがでる理由&対策を整骨院が解説

更年期を迎える40~60代の女性のなかには、二の腕の外側に原因不明の痛みや違和感を感じる人が少なくありません。

大分市のゆらぎ整骨院でも、「五十肩なのかな?」「このまま様子を見ていて大丈夫?」といった不安の声を耳にします。

実は、更年期に起こるホルモンバランスの変化は、肩から腕にかけての筋肉や神経にも大きな影響を与えます。本ページでは、更年期による二の腕外側の痛みのメカニズムと、整骨院でも実際に提案している具体的な対策について詳しく説していきます。

目次

更年期で二の腕外側に痛みがでる理由

更年期で二の腕外側に痛みがでる理由

更年期で二の腕外側に痛みがでる理由は以下のとおりです。

女性ホルモン低下による血行不良

女性ホルモン(エストロゲン)の減少は、血管の柔軟性を低下させ、末梢血管の血流を悪化させます。その結果、筋肉に十分な酸素や栄養が運ばれにくくなり、疲労物質である乳酸などが蓄積しやすくなります。

血行不良、特に肩周りの深層筋に影響を与えやすく、インナーマッスルと呼ばれる小さな筋肉が硬くなることで、周辺の神経や血管を圧迫する悪循環を生み出します。二の腕外側の違和感や重だるさは、このような血流障害が背景にあることが考えられます。

四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

更年期に多く発症する肩関節周囲炎は、肩関節を包む関節包や滑液包に炎症が起こる状態です。この炎症による痛みは、肩だけでなく二の腕外側へと広がることがあります。

典型的な五十肩とは違い、更年期による肩関節周囲炎では可動域制限が軽度な場合も多く、「なんとなく肩が重い」「腕を上げるときに違和感がある」といった軽微な症状から始まることが特徴です。夜間痛が必ずしも強く現れないため、見過ごされがちですが、放置すると症状が慢性化する可能性があります。

神経の過敏反応・圧迫

肩から腕にかけて走行する外側上腕皮神経は、更年期の筋緊張の影響を受けやすい神経のひとつです。この神経は上腕三頭筋や三角筋の間を通るため、これらの筋肉が硬くなると圧迫を受けやすくなります。

肩甲骨周辺の筋膜の癒着や小胸筋の短縮なども、神経の走行に影響を与える要因として重要視しています。神経が圧迫されると、ピリピリとした電気が走るような痛みや、皮膚表面の違和感として症状が現れることがあります。

更年期で二の腕外側に痛みがでたときの対処法

更年期による二の腕の痛みが外側にでたときは以下のような対処法が効果的です。

温熱&セルフマッサージ

二の腕の痛みの緩和には、温熱&セルフマッサージが効果的です。

まず、入浴時や就寝前に、蒸しタオルやホットパックを使って肩から二の腕を温めることから始めましょう。温める目安は10~15分程度で、熱過ぎない程度の温度に調整することが大切です。

温めた後は、手のひらを使って軽く円を描くようにセルフマッサージします。強い力は必要なく、皮膚表面から筋肉に向かって優しく圧を加える程度で十分です。特に二の腕外側から肩にかけて、上から下へ血液やリンパの流れを促すイメージで行います。

アロマオイルを使用する場合は、血行促進効果のあるローズマリーやジュニパーなどのエッセンシャルオイルを希釈して使用すると、よりリラックス効果が期待できます。心を落ち着かせることも、更年期の痛みの緩和には重要な要素です。

ストレッチと軽運動

二の腕の痛みには、ストレッチ&運動も効果が期待できます。

特に、肩まわしは最も簡単で効果的なセルフケアのひとつです。前回し・後回しを各10回ずつ、ゆっくりと大きく回します。痛みのない範囲で行うことが重要で、無理に動かそうとせず、心地よい範囲での運動を心がけましょう。

壁を使ったストレッチも効果的です。壁に手をついて体を前に倒すことで、胸筋や肩前面の筋肉を伸ばします。これにより、猫背姿勢の改善にもつながります。腕の上げ下げ運動は、肩の可動域を維持するために重要です。痛みのない範囲で、ゆっくりと腕を上下に動かします。

運動は1日2~3回、各5~10分程度を目安に行います。継続することで筋肉の柔軟性が向上し、血流改善効果が期待できます。

整形外科の受診を勧めるケース

症状が長引く・強くなる・可動域が著しく制限されるといった場合は医療機関の受診を検討する必要があります。特に以下のようなケースでは、整形外科の受診を第一選択としてください。

改善しない痛みや悪化傾向があるとき

適切なセルフケアを2週間以上続けても症状に改善が見られない場合や、痛みが日に日に強くなるような場合は、整形外科の受診をおすすめします。また、痛みが日常生活に大きな支障をきたすようになった場合も、早期の受診が必要です。

夜間痛が強くなって眠れない、痛み止めを服用しても効果がない、といった状況では、炎症が強くなっている可能性があります。このような場合は、医師による適切な診断と治療方針の決定が重要になります。

可動域の著しい制限や激痛があるとき

腕を肩の高さまで上げることができない、後ろに手を回すことができないといった明らかな可動域制限がある場合は、腱板断裂や石灰沈着性腱板炎などの構造的な問題が疑われます。

これらの疾患では、画像診断(レントゲン、MRI、超音波検査)による正確な診断が必要になります。特に、突然の激痛で始まった場合や、明らかな外傷の既往がある場合は、速やかな医療機関受診が推奨されます。

大分市「ゆらぎ整骨院」での施術内容

大分市「ゆらぎ整骨院」での施術内容

ゆらぎ整骨院では、筋緊張や神経圧迫への施術として筋膜リリースや肩関節の調整を行います。更年期による二の腕外側の痛みに対しては、局所的な施術だけでなく、全身のバランスを整える総合的なアプローチを行えることが当院の強みです。

神経通路の開放と筋膜調整

二の腕外側の痛みを改善するために、まず外側上腕皮神経の通り道を開放することから始めます。上腕三頭筋や小円筋、広背筋などの深層筋の緊張を緩和し、神経が圧迫されないような環境を作ります。

筋膜リリースの手技では、皮膚や筋肉を包む膜状の組織である筋膜の癒着を解消します。特に肩甲骨周辺から上腕にかけての筋膜の連続性を重視し、一つの筋肉だけでなく筋膜のつながりを意識した施術を行います。これにより、局所的な緊張だけでなく、連鎖的に起こっている筋緊張パターンの改善を図ります。

肩関節の可動域を整える施術

肩甲骨の動きを改善することで、肩関節全体の連動性を高めます。更年期による筋緊張は、肩甲骨の動きを制限し、結果として腕の動きにも悪影響を与えます。肩甲骨周辺の筋肉を緩め、正常な動きのパターンを回復させることで、二の腕にかかる負担を軽減します。

また、胸郭の動きや呼吸パターンの改善も重要な要素です。浅い呼吸は肩周りの筋緊張を増加させるため、深い呼吸ができるような胸郭の柔軟性回復も施術に含めています。

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