横向きで寝るときのマットレスの選び方&知って欲しい注意点を柔道整復師が解説

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「わたし、横向きでしか寝れないんですけどマットレスは何がおすすめですか?」

15年間の整骨院経営&元有名マットレス紹介サイトの相談担当をしていた関係から、寝具に関するお悩みを聞くとが多いわたしですが、この手の質問は耳に胼胝ができるほど受けてきました。

この質問に関してわたしからお答えできるのは、

  • 横向き寝におすすめのマットレス
  • 絶対!絶対!絶対に知って欲しい注意点

このふたつです。

特に、②は同じようなメディアでも注意してくれません。なぜなら体のことをあまり知らない人が書いているからです。

しかし、これまで多くの体の不調に携わってきたわたしには絶対に伝えたいことがあります。あなたの今後の睡眠ライフに関わることです。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

横向きで寝るときのマットレスの選び方

横向きで寝るときのマットレスの選び方

横向きで寝るときのマットレスの選び方は以下のとおりです。

肩への負担を分散してくれるマットレス

横向きで寝る姿勢では、肩や腰に体重が集中しやすくなります。理想的なマットレスは、これらの圧力ポイントをしっかりと受け止めながら体重を分散させるものです。

つまり、体圧分散性が高いマットレスがおすすめですが、なかでも高反発マットレスは、体のラインに沿って沈み込み、肩への圧力を軽減してくれます。高反発マットレスと聞くと硬いマットレスをイメージしがちですが、高反発マットレスでも寝心地の柔らかなマットレスはあります。

体圧分散性が高いマットレスのポイントとなるのは「点で支える」よりも「面で支える」構造のマットレスです。これにより、肩だけに負担がかかることなく、体全体で体重を支えることができるのです。

睡眠姿勢が崩れづらいマットレス

横向き寝の姿勢を負担なく維持するためには、背骨がまっすぐになるようなマットレスが重要です。

ゾーンサポート機能を持つマットレスは、体の部位ごとに硬さを変えることで、自然な寝姿勢をサポートしてくれます。肩部分は柔らかく、腰部分はしっかりと支えるなどの組み合わせができるため、横向き寝の姿勢にも柔軟に対応ができる優れものです。

寝返りがうちやすいマットレス

睡眠の質を向上させるためには寝返りが欠かせません。

後ほど、深く言及しますが、横向き寝であっても、仰向け寝であっても寝返りをうつことは必要不可欠です。

寝返りをスムーズにうつためのサポート機能は「反発力」に尽きます。高反発マットレスのなかでも、反発力は差があるため寝返りのうちやすさを優先してマットレスを選びことを強くおすすめします。

横向きで寝るときのおすすめマットレス

横向きで寝るときのおすすめマットレス

横向きで寝るときのおすすめマットレスは以下の3商品です。

  • モットン
  • IWONU
  • エムリリー

でもこれって正直なところ、仰向けで寝る人にも同じマットレスをおすすめしますし、腰痛や坐骨神経痛でお悩みの人にも同じマットレスをおすすめします。

つまり何が言いたいかと言うと、横向きで寝るときに特化したおすすめマットレスは存在しないことになるのです。これだけは絶対にみなさんに知って欲しいためもう一回言います。

横向きで寝るときだけに特化したおすすめマットレスなんて存在しません。

横向きで寝るときのおすすめマットレスが存在しない理由

さて、前述した内容に対して「そんなテキトーなこと言うな!横向きで寝るための専用マットレスは実際に存在するぞ!」という反論が来る前にわたしの考えをお伝えさせていただきます。

わたしの真意は、「ずっと横向きで寝るつもり?」です。

おそらくですが、横向きで寝るときのおすすめマットレスを探している人は、「自分は横向きでしか寝れないから」という人ではないでしょうか。

仰向けで寝ることができず横向きでしか寝れないのか、同居人から横向きでしか寝ていないことを指摘されてなのか経緯は定かではありませんが、横向きで寝るためのマットレスを探している人が多いはずです。

そんな人へ絶対に知って欲しい注意点があります。

「寝返りは絶対にうつべき」です。

このようにお伝えすると多くの方が、「そんなことは分かっている!でも、実際自分は横向きでしか寝れないんだ!」と答えが返ってきます。

気持ちは理解できますが、横向きでしか寝れないのではなく、様々な原因から横向きでしか寝れない体になってしまったのです。つまり、原因を解消すれば、横向きでも仰向けでも寝れるようになり寝返りをスムーズにうつことができます。

それなのに、今後ずっと横向きで寝ることを想定したマットレスを購入するなんてもったいないですよ!

この理由こそが、わたしが横向きで寝るときのおすすめマットレスが存在しないと言った理由です。

横向きでしか寝れなくなる理由

横向きでしか寝れなくなる理由

横向きでしか寝れなくなるには必ず理由があります。なぜなら、あなたは子どもの頃からずっと横向きでしか寝れなかったわけではないはずです。大人になるに連れて次第に横向きでしか寝れない体になってしまったのですよね?

それならば必ず理由があるのです。その理由を一緒に探っていきましょう。

マットレスのサイズが小さい

マットレスのサイズが小さいと、寝返りをうつことが難しいため次第に寝返りをうたなくなり、仰向けか横向き寝だけで寝るようになる可能性があります。

特に昨今では、セミシングルのように極端にサイズが小さなマットレスも価格が安い点や省スペースなどの利点により人気がありますが、寝返りがうちづらいなどの欠点もあり、睡眠の質という点からみればデメリットが多く感じます。

複数人で寝ている

家族の人と一緒に寝ていると、物理的に寝返りをうつスペースがなくなり次第に寝返りうたなくなり、仰向けか横向き寝だけで寝るようになる可能性があります。

この原理はマットレスのサイズが小さいことと同じですので詳しい説明は省力させていただきます。

マットレス&枕の選び方を間違えている

マットレスや枕の選び方を間違えると、横向き寝だけで寝るようになる可能性があります。

ここでいう選び方を間違えるというのは、横向き寝に特化したようなマットレスを選んでしまうことです。

横向き寝のことだけを考えたマットレスは現実として存在しますが、そのようなマットレスに寝てしまうと寝返りうてなくなり本当に横向きだけでしか寝れなくなります。

睡眠時無呼吸症候群がある

睡眠時無呼吸症候群があると、仰向けで寝ることが辛いと感じ横向きで寝るようになる可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群の場合は、寝具の見直しや生活習慣の改善も大切ですが、まずは専門の医療機関で診断&治療を受けましょう。症状が改善すれば睡眠の質も向上して、次第に仰向けでも寝れるようになるでしょう。

横向きだけじゃなく仰向けでも寝られるようになる方法

横向き寝だけでなく仰向けで寝付けるようになるためには、先述した「横向きでしか寝れなくなる理由」からご自身に当てはまる問題点を解決することが唯一無二の方法です。

また、毎日仰向けで少しだけでも寝る練習をしてみましょう。はじめのうちは「やっぱり無理!」とすぐに横向きになるでしょうが次第にその時間が長くなり、気づいた頃には仰向けでも寝られるようになっているかも!?

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この記事を書いた人

中村匠のアバター 中村匠 ゆらぎ整骨院 代表

整骨院歴15年以上(柔道整復師資格保有)。「腰痛解消には眠りから」の理論で、延べ2万人を超える腰痛施術にあたる。多くの人に腰痛解消のための眠りの知識を身に付けて欲しい想いで「ゆらぎの眠り」を開設。

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