「今使っているマットレスで腰が痛くなるからトッパーを検討している」
そんな方は必ず本ページをご覧ください!
筆者は、15年間整骨院で腰痛の施術を行っています。そんな筆者から言わせて欲しいことがあります。
「腰痛対策にマットレストッパーはいりません!」
もし購入を検討されているのであれば考え直してください。
もちろん理由があります。
対策もあります。
本ページを読み終えた頃には、マットレストッパーを購入する以外の腰痛対策を取ろう!と思っていただけるはずです。
マットレストッパーがいらない&腰痛対策に逆効果な理由
マットレストッパーがいらない、腰痛対策には逆効果な理由は以下の3つです。
- マットレスの影響を受けやすい
- 腰痛の根本解消にならない
- 失敗しやすい
マットレスの影響を受けやすい
トッパーは、敷いているマットレスの影響を受けてしまうため望んでいる効果は期待しづらい傾向にあります。
トッパーの購入を検討される人は、「マットレスで腰が痛くなった」など現状のマットレスに何かしらの不満を抱えている人です。
しかし、いくらトッパーを使用したとしても、現状のマットレスの寝心地や機能が全て打ち消されるわけではありません。
例えば、現状のマットレスにへたりや凹みがあった場合、トッパーは上に敷いてもへたりや凹みの影響を受けてしまいます。反発力の低いマットレスを敷いていれば反発力の高いトッパーを上に敷いたとしても効果は半減してしまい腰痛が酷くなることすらあるでしょう。
腰痛の根本解消にならない
マットレストッパーは「その場凌ぎ」に過ぎないため腰痛を根本から良くすることは出来ません。
もちろん、その場の寝心地や硬さを変えることで、しばらくの間は快適な睡眠をとることが出来ることもあります。
しかし、土台であるマットレスにへたりや凹みがある場合や、反発力が弱いマットレスを使用していた場合はその影響を受けてしまいます。
結局のところ、土台であるマットレスを変えなければ腰痛の根本解消にはなりません。
失敗しやすい
マットレストッパーを買う人の多くは、現状のマットレスとは正反対のものを買おうとします。
例えば低反発マットレスが合わない場合は高反発のマットレストッパー。硬めのマットレスが合わなかった場合は柔らかめのマットレストッパーを買う傾向にあります。
しかし、残念ですが人の身体はそんなに単純ではありません。例えば同じニュートン(硬さ)表記でも硬さや寝心地は全く異なります。
現状のマットレスの何が自分には合っていないのか?ということを正確に判断出来る人は実は多くはありません。
安易に正反対のマットレストッパーを購入して失敗する人が多い現状を知っておくことが大切です。
また、価格が安いからという理由でマットレストッパーを買う人も多いため、どうしても安価なマットレストッパーに手を伸ばしがちなことも失敗しやすい理由のひとつです。

マットレストッパーのメリット&デメリット
マットレストッパーにはメリット&デメリットがあります。
それぞれをよく理解したうえで総合的にマットレストッパーの購入を検討してみましょう。
マットレストッパーのメリット
マットレストッパーのメリットは以下のとおりです。
- マットレスと比較して安価
- 収納性が高い
- 失敗したときのショックが小さい
マットレスと比較して安価MERIT
マットレストッパー最大のメリットは価格が安いことです。マットレストッパーを販売しているメーカーは殆どの場合がマットレスも販売していますが、マットレストッパーの方が2~5万円ほど安い傾向にあります。
収納性が高いMERIT
マットレストッパーは厚みが薄く、三つ折りや折りたたみができる物が多いため収納性も優れています。また持ち運びも便利なため、出張や遠征などの出先へ持参することも可能です。
失敗したときのショックが小さいMERIT
マットレスを買って失敗すると高価な物を買ってダメだった思いに加えて、大きすぎるため処分に困ります。マットレストッパーは安価に加えて、マットレスと比較すると大きさもコンパクトのため処分もしやすいため失敗したときのショックを最小限に抑えることができます。
マットレストッパーのデメリット
- 根本的な改善にはなりにくい
- 土台によっては消耗が早い
- 種類が多くて迷う
根本的な改善になりにくいDMERIT
先述させて頂いたように、マットレストッパーはマットレスの機能性に依存するため根本の改善には繋がりにくいです。寝心地を変えることはできますが、腰痛や背部痛などを根本から改善させることは難しいとお考え下さい。
土台によっては消耗が早いDMERIT
土台であるマットレスにヘタリや凹みがあれば、マットレストッパーも次第にヘタリや凹みを生じます。従来のマットレストッパーの消耗よりもはるかに速いペースであるため、ヘタリや凹みがある土台の上に使用することはおすすめできません。
種類が多くて迷うDMERIT
種類が多くてどれが良いか分からずに自分に合っていないマットレストッパーを買う人も多いです。どうしてもマットレストッパーを買いたい人は記事最後にご紹介させて頂く「おすすめマットレストッパー」をご覧ください。
マットレストッパーをおすすめする人
以下のような人にはマットレストッパーの購入をおすすめします。
- マットレスを買い替えたばかりの人
- 移動先にも持ち運びをしたい人
- 子どもと一緒に寝る人
マットレスを買い替えたばかりでも、今あるマットレスに不満があれば処分して買い替えるべきです。しかし、現実はそう簡単に行かない人も多いはず。そんな人は、ひとまずマットレストッパーを買って様子をみてみる方法もおすすめです。
また、出張や遠征先でも自宅と同じ環境で睡眠をとりたい人は持ち運びが簡単なマットレストッパーがおすすめです。
子どもと一緒に寝る人もマットレストッパーがおすすめ。おねしょや汗などのメンテナンスには持ち運びがしやすいマットレストッパーが適しています。
マットレストッパーを買うときの注意点
- マットレス(土台)にヘタリや凹みがないか?
- 根本の解決には繋がりにくいことを認識する
- 予算内でマットレス自体を買えないか再検討
マットレストッパーを敷くマットレス自体にヘタリや凹みがあればマットレストッパーを敷くことに意味がなくなってしまいます。
また、何度も申し上げているとおり、マットレストッパーは腰痛の根本解消には繋がりにくいです。
そのため、マットレストッパーの予算内でマットレス自体を買うことができないかも再検討してみることもおすすめします。
どちらにせよ安い買い物ではありません。じっくり悩みながらも決断は迅速に行い1日でも早く満足のゆく睡眠ライフを送れるようにしましょう。

最後に
マットレストッパーはいらない。しかし、あらゆる生活環境や経済状況のなかでは時としてマットレストッパーが必要となることもあります。
もし、マットレスを変えるか、マットレストッパーを買うかで悩んで結論が出ない場合はコメント欄からご相談下さい。できるだけ細かい状況や情報を教えて頂ければ、ひとりひとりに合ったアドバイスをさせて頂きます!
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