仰向けで尾てい骨が当たる原因はマットレス?生まれつき?|対策も解説

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仰向けで寝ると尾てい骨が当たって痛い…

尾てい骨が当たるのはマットレスが硬すぎるせい?

尾てい骨が当たるのは生まれつき?自分の体の問題?

仰向けで寝ると、お尻の骨が当たって気になる。このページをご覧いただいている方は、そんな経験をされた方がほとんどだと思いますが、実は筆者も同じ経験があります。

気になりますよね。

一度、気になりはじめたら、もう沼です…。

なかなか寝付けず、横向きになったり、うつ伏せになったり慣れない寝方で寝るから更に眠りが浅くなって悪循環に陥ります。

ただ、筆者はこの「仰向けで寝ると尾てい骨が当たる問題」を自力で解決しました。

本ページでは、そんな同じ悩みを持って、その悩みを解決した筆者の経験と、柔道整復師として整骨院を15年経営している専門家としての筆者の経験をフル活用して、この問題を解決していきたいと思います。

目次

仰向けで尾てい骨が当たる原因は?マットレス?生まれつき?

仰向けで尾てい骨が当たる原因は?マットレス?生まれつき?

仰向で尾てい骨が当たる原因を以下で紹介します。

ご自身に当てはまるものがないかを確認してみましょう。

痩せている

痩せていると、お尻まわりに無駄な脂肪がないため、尾てい骨が当たるように感じてしまいます。

特に、高齢者はお尻まわりの脂肪に加えて筋肉までも痩せ細ってしまうため、仰向けで尾てい骨が当たる感覚が強くなる傾向です。

骨盤の歪み

骨盤の歪みも、仰向けで尾てい骨が当たる原因のひとつです。

骨盤が歪むと、骨盤の位置関係がズレてしまいます。

本来であれば、仰向けで寝ても尾てい骨がマットレスや床に当たることがなくても、骨盤が歪んでしまうと尾てい骨がマットレスや床に強く当たる感じがしてしまいます。

マットレス(布団)が硬すぎる

マットレスが硬すぎると、仰向けで尾てい骨が当たる感覚が強くなります。

近年では、フカフカとした布団やマットレスよりも、硬めの物が健康には良いという認識が広がりつつあるため、ご家庭でも硬めのマットレスや布団使用している人が多い傾向です。

硬めのマットレスや布団を使うこと自体は良いのですが、あまりにも硬すぎるマットレスや布団は、尾てい骨が直接強く当たる感覚に陥ることで痛みや不快感を感じることがあります。

生まれつき

尾てい骨が生まれつき出ていると、仰向けで尾てい骨が当たるようになります。

尾てい骨に限った話ではありませんが、骨の大きさや形状は人によってわずかに差異があります。

尾てい骨においても、大きさや形状にわずかな差異があるため、中には尾てい骨がしっぽのように出ている感覚を持たれている方も多いでしょう。

尾てい骨が出ていると、仰向けの際に直接当たる感覚を強く持つ方も多い傾向です。

仰向けで尾てい骨が当たるときの対処方法

仰向けで尾てい骨が当たるときの対処方法

仰向けで尾てい骨が当たるときは、以下の対処方法をお試しください。

マットレスの向きを変える

マットレスの向きを変える方法は、手軽にできる仰向けで尾てい骨が当たるときの解決方法です。

特に、尾てい骨が当たって痛みを感じる人は今すぐにマットレスの向きを変えてみてください。

マットレスの向きを変えることを「ローテーション」と言いますが、ローテーションを普段していないマットレスは、お尻や背中があたる箇所にへたりや凹みが生じている可能性があります。

へたりや凹みがあると、眠っているときの姿勢が崩れやすいほか、底付き感から尾てい骨の痛みにつながる可能性があるため早急にローテーションなどの対処が必要です。

ほとんどのマットレスは、上下の向きを変えても問題なく使用できます。

また、リバーシブルタイプのマットレスだと裏表の向きを変えても使用ができるため、1~2週間に1回はマットレスをローテーションさせてへたりや凹みを防ぎましょう。

ただし、現在へたりや凹みが生じてしまっているマットレスの場合、ローテーションで尾てい骨の痛みが和らいだとしても、マットレスの寿命は限界にきているため、できるだけ早い買い替えをおすすめします。

タオルを使用する

仰向けで寝るときにタオルを使うと、尾てい骨の痛みが和らぐ場合があります。

例えば、膝にタオルを置くと仰向けで寝るときの腰の反りが軽減され、尾てい骨に感じる圧が軽くなり痛みを感じにくくなります。

方法は簡単で、両ひざのタオルを丸めて置くだけです。

通販サイトなどで専用の膝クッションなどが販売されていますが、はじめのうちはバスタオルなどを丸めても十分に代用品として使用できます。

敷パッドを敷く

ローテーションや膝クッションでも思うように尾てい骨の痛みが和らがない方は「敷パッド」を敷いてみましょう。

敷パッドとは、現状使用しているマットレスの上に敷く薄いパッドのことです。

クッション性の高い敷パッドを敷くと、普段のマットレスよりも寝心地が柔らかくなり、尾てい骨の痛みが和らぐことがあります。

敷パッドの種類はさまざまですが、尾てい骨の痛みがある場合は2~3㎝ほどの少し厚手の敷パッドがおすすめです。

敷パッドは、お近くのニトリやホームセンターでも販売されているので、そちらを購入して使用していただいて問題ありません。

マットレスを買い替える

もっとも効果が期待できる方法は、マットレスを買い替える方法です。

マットレスには硬さや反発力の違う様々なマットレスが存在しますが、お尻に圧が集中しやすいマットレスを使用してしまうと尾てい骨の痛みを感じやすくなってしまいます。

そのため、マットレスを選ぶときは寝心地で選ぶのではなく、お尻に圧が集中しにくいマットレスを選ぶようにしましょう。

また、寝返りのうちやすさも重要です。寝ているときに寝返りをうたないのは、マットレスが原因でうてなくなっている可能性があります。

寝返りのうちやすいマットレスは総じて反発性に優れています。ただし、一般的な反発性の高いマットレスは硬すぎるものが多いため、反発性に優れつつも程よく硬いマットレスを選ぶことが大切です。

筆者がイチオシするマットレスは「腰痛対策マットレス【モットン】 」ですが、その他のマットレスも気になる方は以下の特集ページをご覧ください。

根本改善には「姿勢」「運動」も必要

仰向けで尾てい骨が当たる対処法をお伝えさせていただきましたが、根本改善には姿勢の改善や運動も必要です。

日常生活では、脚を組む・横座り・体育座りなどの不良姿勢を辞めて正しい姿勢で過ごすようにしましょう。

また、筋肉が痩せ細ってしまわないように筋力トレーニングやウォーキングなどの適度な運動も必要です。

対処法で上手く仰向けで尾てい骨が当たる状況を解消しながらも、同時進行で根本改善に努めましょう。

また、自分の力だけでは限界を感じる方は、整骨院・整体院などの専門家の力を借りることもおすすめです。

整骨院・整体院では、体の歪みを解消させる「矯正」を受けることができる施設が多いため、効率よく仰向けで尾てい骨が当たる状況を改善へと導いてくれます。

この記事を書いた人

中村匠のアバター 中村匠 ゆらぎ整骨院 代表

整骨院歴15年以上(柔道整復師資格保有)。「腰痛解消には眠りから」の理論で、延べ2万人を超える腰痛施術にあたる。多くの人に腰痛解消のための眠りの知識を身に付けて欲しい想いで「ゆらぎの眠り」を開設。

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