腰痛になりにくい座り方。
腰痛になったときに負担を掛けない座り方。
このような疑問を持たれたことはありませんか?
大分市のゆらぎ整体院においても、腰痛の悩みを抱えた人が多く来院されますが、座り方についての質問を受けることも多いです。
なかでも、とくに多い質問は「正座」について。
- 正座は腰痛になりにくい座り方?
- 腰痛のときに正座をしても良いの?
本ページでは、上記の質問にお答えすることに加えて「腰痛におすすめの座り方」と「してはいけないNGな座り方」をご紹介させていただきます。
座り方ひとつで、長年の腰痛の悩みが解消されることも珍しい話ではありません。
そのため、ぜひ本ページを最後までご覧いただきお役立ていただけますと幸いです。

正座が腰痛に良いは本当

まずは結論から。
正座が腰痛に良い座り方というのは本当です。
すなわち、正座は腰痛になりにくい座り方、腰痛のときに負担を掛けにくい座り方ということになります。
では、理由は何でしょう?
理由は骨盤を立てて座れること
正座が腰痛に良い理由は「骨盤を立てて座ることができる」ことです。
たとえば、あぐらや長座などの床座りでは、骨盤が寝た状態となるため、多くの人が腰が丸くなるような座り方になります。
しかし、正座の場合は骨盤を立てて座ることができるため、腰が丸くなりづらいため負担が掛かりにくいことが大きなメリットです。
ただし、長時間の正座は膝や足に負担を掛けてしまうというデメリットもあるため、適度に体勢を変えながら座るように注意されることをおすすめします。
腰の骨(腰椎)は本来、前弯という前に少しカーブをすることで身体のバランスを保っています。これを生理的弯曲と呼び、首の骨と、腰の骨は前弯。胸や背中の骨は後弯となっているため「S字カーブ」などと呼ばれることもあります。
座るときにも、このS字カーブを保つことが大切ですが、骨盤が寝た状態で座ってしまうと、本来後弯をしていなければならない腰の骨に前弯のストレスが加わってしまうのです。
そのため、腰の骨や周囲の筋肉に負担が加わるため腰痛を引き起こしてしまうリスクとなってしまうことが腰が丸くなってしまうことがダメだという理由です。
S字カーブを崩してしまう理由は腰が丸くなるだけでなく、長時間のデスクワークは足組みや頬杖などの不良姿勢によって崩されてしまうリスクもあります。
だからこそ、日頃からの正しい姿勢は大事なのです。
座り方による腰痛への影響
正座は腰痛に良い座り方ということは説明させていただきましたが、膝が悪い人や、若い人などで、そもそも正座をする習慣のない人には少し難しい話です。
そこで、代表的な座り方別に腰痛に与える影響をお伝えさせていただきますのでご参照ください。
あぐら

残念ながら、あぐらは腰への負担が掛かりやすいため腰痛にはおすすめできない座り方です。
具体的な理由としては、
- 骨盤が寝てしまい腰が前へ曲がってしまう
- 身体の歪みを生じやすい
正座とあぐらの決定的な違いは、骨盤を立てて座ることができないため、腰が丸くなってしまい負担を掛けてしまうことです。
また、多くのあぐらの場合は右脚と左脚を重ね合わせてしまうことにより身体の歪みを作りやすいというリスクもあります。
どうしても、あぐらの姿勢を取らなければならない場合は、気持ち背すじを伸ばす意識に加えて、右脚と左脚を重ね合わせない座り方を心掛けることをおすすめします。
ただし、基本的な考え方としてはあぐらは極力しないよう心掛けることが大切です。
横座り(女の子座り)

横座りや女の子座りも、腰痛にはおすすめできない座り方です。
具体的な理由としては、
- 骨盤が寝てしまい腰が前へ曲がってしまう
- 膝や股関節にも負担が掛かる
横座りや女の子座りも、あぐらほどではありませんが、骨盤を立てて座ることが難しいため腰が丸くなってしまい負担が掛かります。
また、膝を外側へ開く座り方は、膝や股関節に対して無理な体勢となることで負担を掛けてしまうリスクが生じるためおすすめできません。
椅子へ座る

椅子に座る方法は、もっとも簡単に骨盤を立てて座ることができるため、腰痛に良いおすすめの座り方です。
具体的な理由としては、
- 簡単に骨盤を立てて座ることができる
- 膝や足にも負担を掛けにくい
椅子に座る方法は、簡単に骨盤を立てて座ることができるためおすすめです。
そのため、私も来院者様にはできる限り椅子座りの生活をおすすめしています。
とくに、ご高齢の人ほど椅子座りは、膝や足にも負担を掛けるリスクが少なくなるためおすすめです。
ただし、いくら椅子座りをしても以下のような座り方にはご注意ください。
- 脚を組む
- 浅く腰掛ける
せっかく椅子に座っても上記のような座り方をしてしまえば意味がありません。
椅子に座るときは、できる限り深く座るようにお尻を後ろに引くイメージで座る方法がおすすめです。
イメージとしてはスクワットのフォームの延長線上で座るように心掛けてみましょう。
高さのない椅子やソファーはNG
椅子座りが腰に良いといっても、高さの低い椅子やソファーでは骨盤を立てて座ることができずに、むしろ腰への負担が強くなってしまうリスクがあります。
ひとつの基準としては、椅子に座ったときの膝の角度が90°よりも深くなってしまう椅子やソファーはおすすめできません。
椅子の高さが低ければ低いほどお尻は沈み込んでしまい骨盤が寝てしまいます。そのため、高さが低い椅子やソファーに加えて、素材が柔らか過ぎてお尻が沈み込むような椅子やソファーにも注意が必要です。
最近の流行りでは、ビーズが入ったクッションなどもありますが、腰への負担は大きくなってしまうためおすすめできません。

椅子生活へのシフトチェンジがおすすめ
ここまでご覧いただくと「椅子に座ること」が一番おすすめの座り方だということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
大分市ゆらぎ整体院において、腰痛でお悩みの人で、なかなか解消の兆候がみられない人には椅子生活へのシフトチェンジをおすすめしています。
もちろん、生活スタイルを変えるということは並大抵のことではありません。予算だって掛かります。
しかし、腰痛を本気で何とかしたいと思うのであれば、生活スタイルを変えることは時として絶対不可欠となる場合があるのです。
椅子は高価なものを買う必要はまったくありません。
むしろ、変に座り心地が良い椅子や形が付いた椅子は腰への負担を掛けてしまうリスクすらあります。
シンプルで安い椅子やソファーで構いませんので、できるところから生活スタイルをシフトチェンジされることが腰痛を解消する第一歩となるかもしれません。

大分市で腰痛にお悩みなら「ゆらぎ整体院」へ



大分市で、なかなか解消されない腰痛にお悩みであれば、一度ゆらぎ整体院までお越しください。
当院では、15年以上の腰痛施術の経験から「腰痛の原因」をいち早く突き止めることで、なかなか解消しなかった腰痛でも結果を出すことができます。
施術内容は、腰だけに施術を行うのではなく「全身」に丁寧な施術を行うことで、身体のどこに腰痛の原因が潜んでいても対処できる施術を行っています。
ボキボキ鳴らしたり、力任せに強く揉んだり伸ばしたりするような施術は致しませんのでご安心ください。
